パソコンのハードディスクや外付けのUSBメモリやSDカードなどのデータを誤って消してしまって、それがどうしても必要なデータで復旧しなければならないときってあります。
しかし、そのデータが機密性の高いデータであったり、プライベートなものであったりすると、他人にはどうしても見られたくありません。
データ復旧をするときに、専門の業者に依頼してデータを回復させる場合、たとえ機密を守ってくれる信頼できる業者であったとしても、必ず人目には触れてしまいます。
たとえば、それが人目に触れると恥ずかしいようなプライベートなデータであったら、見られるのは絶対に嫌ですよね。
では、どうすればよいのか?
他人に見られたくないなら自分でデータを復旧すればよいわけです。
でも、「専門知識もないし自分でデータ復旧なんてできないよ」と心配になると思います。そこで、その悩みを解決するのが、データを復旧するソフトウェア(アプリ)です。データ復旧ソフトウェアを使えば、視覚的にわかりやすく操作してデータ復旧を行うことができます。
この記事では、視覚的にわかりやすくデータを復旧してくれるソフトウェア(アプリ)でどうやってデータを復旧できるかを解説していきます。
目次
データ復旧ソフトウェア(アプリ)の正体は?
データ復旧できるソフトウェアは、実はたくさんあるのですが、私はコレ一択です。そのソフトウェアとは、『Wondershare Recoverit(ワンダーシェアーリカバリット)』です。
Wondershare Recoverit は十分すぎるほどのデータ復旧機能を搭載しています。
- 1000種類以上のファイル形式に対応
- 2000種類以上の保存デバイスに対応
- 500以上のケースに対応
- 高度なビデオ復元機能に搭載
- 破損した動画を復元する機能を搭載
- 故障したパソコンからデータを復元する機能を搭載
さらに
- 7日間返金保証
- 年中24時間無償技術サポート
があります。
なので、パソコン本体のみならず、USBメモリやSDカードなどの外部記憶装置にも使えますし、ゴミ箱の中身の復元なんかにも使えたりと、データ復旧に対して幅広く対応できるプロ並みのソフトウェアです。
「でも、使い方が難しいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、操作も極めてシンプルで簡単なんです。そのあたりを次に解説していきますね。
Wondershare Recoverit をインストールしてみた!
公式ページからWondershare Recoveritをダウンロードします。
Wondershare Recoveritをダウンロードする
無料ダウンロードをクリックするとインストーラーがダウンロードされます。
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックします。
[インストール]をクリックします。
インストールが開始します。
インストールが完了しました。なんとワンクリックだけでインストールができてしまいました。簡単すぎます。
ごみ箱のデータを復旧してみた!
では、実際にファイルを復旧してみます。Wondershare Recoveritを開くと、自動的にパソコンの構成を読み取って表示してくれます。場所を指定してピンポイントにデータを復旧することができます。まず、ごみ箱の中身を復旧してみます。
パソコンのごみ箱の中身は空にしてあります。
場所の「ごみ箱」をクリックします。
スキャンが開始され右下に進捗のパーセンテージが表示されます。(データが検出されます)
ファイルが検出されます。([OK]をクリックします)
見つけたいデータが復旧しなかったら、さらに[ディープスキャン]をすることもできます。
データを復旧するので復元するファイルにチェックを入れて[復元する]をクリックします。(全部にチェックを入れる場合は1番上のチェックボックスにチェックを入れるとすべてのファイルにチェックが入ります)
※復元したいファイルが見つからないときは左の枠の「保存場所の分からないファイル」にある場合もあるのでチェックを入れて復元します。
ファイルの保存先を指定して[復元する]をクリックします。(三角の印をクリックするとフォルダが展開します。フォルダを新しく作る場合は、左下の新規フォルダをクリックします)
[保存]をクリックします。(保存場所は復元するデータのあるハードディスクとは異なるハードディスクに保存したほうが復元率が上がります)
ファイルの復元が始まります。
復元が完了しました。
USBメモリのデータを復旧してみた!
次に昔使っていたUSBメモリスティックのデータを復旧してみます。USBメモリをさすと自動的にWondershare Recoveritが読み込みます。読み込まない場合は外付けデバイスの更新ボタンをクリックします。
USBメモリである「Local Disk(I:)」をクリックします。
スキャンが開始され右下に進捗のパーセンテージが表示されます。(データが検出されます)
スキャンが完了したら[OK]をクリックします。
復元するファイルにチェックを入れて[復元する]をクリックします。(全部にチェックを入れる場合は1番上のチェックボックスにチェックを入れるとすべてのファイルにチェックが入ります)
※復元したいファイルが見つからないときは左の枠の「RAWファイル」や「保存場所の分からないファイル」にある場合もあるのでチェックを入れて復元します。
ファイルの保存先を指定して[復元する]をクリックします。(フォルダを展開して左下の新規フォルダをクリックして「USBメモリ」というフォルダを作成して保存先に指定しています)
ファイルの復元が始まります。
復元が完了しました。
Wondershare Recoveritは完璧なのか?
Wondershare Recoverit(ワンダーシェアーリカバリット)は100%データを復旧できるのか?というと公式ページにも書かれているとおり95%以上となっています。つまり、これは100%データ復旧できるわけではないということを示しています。なので、せっかく購入したのにデータ復旧できなかったということが起こりうるということです。
では、ほかの業者やソフトを使えば、復旧できるか?というと同様の結果となる可能性が高いでしょう。あくまでも、完全に消滅して存在しないデータをあぶりだして復旧することは不可能だからです。また、データを復元しても完全に復元できず、そのデータが壊れていることも少なくありません。
Wondershare Recoverit のレビューに「復旧できなかった」というレビューがあるのはそのためです。確かにお金を払っている以上、復元できないとクレームを入れたくなりますが、本来データ復元は残っているデータをあぶりだして復旧させるものだからです。
データを復旧させやすくするには
- 削除してから時間(日数)が経過していない
- 復元したデータは別のディスクに保存する
- 内臓デバイスではなく外付デバイス(SDカードやUSBメモリーなど)である
になります。
要するに共通して言えることは、データを削除した後に異なるデータが上書きされると、完全にディスク上から消去されるということです。なので、内臓ディスクではOSが絶えず動いているので、上書きされる可能性が高まります。
なので、Wondershare Recoverit のデータ復元成功率が95%以上と書かれていますが、データが破損していたりもするので、体感的にはもう少し低く感じるかもしれません。このため、必ずデータが復旧されるわけではないという前提で購入を検討してみてください。
それでも、貴重なもしくはプライベートな誰にも見られたくないデータであるならば、Wondershare Recoverit で簡単操作で誰にもデータを見られることなく自力でデータ復旧ができるのは、建設的な提案ではないでしょうか。
まとめ
どうしても他人に見られたくないデータを誤って消してしまった場合のデータ復旧の方法として、ソフトウェア(アプリ)を使った方法があります。その中でも、おすすめなソフトウェアとして『Wondershare Recoverit(ワンダーシェアーリカバリット)』を紹介しました。
Wondershare Recoverit は高機能であるにも関わらず操作が簡単で、専門的な知識がなくてもデータ復旧を行うことができます。
その操作手順は
- 選択
- スキャン
- 復元
Recoveritを起動して復元するデータの保存先を選択
対象の記憶装置から消えたデータをスキャン
復元データを選択し復元ボタンを押すだけで復元
という3ステップで簡単に復元できます。
注意点としてはデータ復旧というのは100%データを復元できるわけではないということです。なので、復元できない場合もあります。だからといって、他の業者やソフトを使っても、同様な結果となる可能性は高いでしょう。
もちろん、技術力の高い専門的な業者であれば、修復ができる確率は上がるかもしれませんが、そのぶん費用は高額になってしまいますし、業者に依頼した場合はどうしても人目に触れてしまい、データを見られてしまいます。
Wondershare Recoverit は、見られたくないデータを見られることなく、データ復旧を自力で簡単な操作でできますので、試してみていただければと思います。