PC(パソコン)を新しく買い換えたときやほかのPCに変更するときなどに、PC内のデータを次に使うPCに移行しなければならないですよね。手動で1つ1つ個別にデータを移行することもできますが、結構、面倒な作業だったりしますよね(^^;) そんなときに、できるだけ簡単に移行作業を済ませたいものです。
もし、あなたがパソコンに疎かったならば、PCの移行方法も詳しくはわからないかもしれません。そのときに、データ移行サービスを利用すると、たいてい1万円以上はしてしまいます。そんな人には、PCデータ移行ソフトを使うと低価格で簡単に移行を済ませることができます。
この記事ではPCデータ移行ソフトを使って、簡単な操作だけで、PCを買い替えた(変更した)ときに古いPCから新しいPCへデータを移行する手順を解説していきます。
今回、使用するPCデータ移行ソフトは、『EaseUS Todo PCTrans』になります。EaseUS Todo PCTrans には無料版のEaseUS Todo PCTrans Free もありますが、無料版は機能に制限がある上、アプリやデータの転送容量も500MBしか転送できません。技術サポートもありませんので、トラブルが起きたときでも、自分だけで対応しなければなりません。
PCデータ移行を確実に行うために、使用するのは『EaseUS Todo PCTrans Pro』の有料版のほうです。(記事更新時点での)価格は3,980円と安くはありませんが、そこまで高額でもありません。移行を簡単に済ませる時短の費用だと考えれば、適正価格といえます。どうしても無料で済ませたいときは、OS付属の「Windows 転送ツール」を使ったり、手動で1つ1つ個別にデータを移行したり、手間や時間をかける必要があります。
『EaseUS Todo PCTrans Pro』を選んだ理由としては、使用したユーザーからの評価が高いという点と操作がわかりやすく簡単であるという点です。PCの環境はさまざまであり、環境によっては100%トラブルが発生しないわけではありませんが、技術サポートも付いているので安心できます。
それでは、「イメージファイルを使ったPCデータ移行」と「ネットワークを使ったPCデータ移行」の2つのデータ移行方法について解説していきます。
イメージファイルを使ったPCデータ移行手順
移行元のPC(古いPC)で、EaseUS Todo PCTrans を起動して[イメージ転送]を選択し[スタート]をクリックします。
[イメージ作成]をクリックします。
[イメージネーム]に任意の好きなイメージファイル名と[場所を保存する]にイメージファイルの保存場所を指定して[確認する]をクリックします。
イメージファイルに入れたいファイル、アプリ、アカウントを選択していきます。各項目の[編集]ボタンをクリックすることで、イメージファイルに入れるデータと入れないデータを細かく自由に取捨選択することができます。すべてのデータをイメージファイルで移行するときは、ファイル、アプリ、アカウントすべてにチェックを入れます。
すべて設定が済んだら、[作成]ボタンをクリックすると、イメージファイルの作成を開始されます。
イメージファイルが完成したら、USBメモリなどでイメージファイルを移行先の新しいPCに保存し、新しいPCで EaseUS Todo PCTrans を起動して[イメージ転送]を選択し[スタート]をクリックします。
[イメージファイルから復元]をクリックします。
イメージファイルの場所を指定し、[復元]をクリックして、イメージファイルから復元されることによってデータ移行が開始されます。
PCデータ移行ソフト EaseUS Todo PCTrans 公式サイトはこちら
ネットワークを使ったPCデータ移行手順
移行元のPCと移行先のPCの両方同時に EaseUS Todo PCTrans を起動しておき、[PCからPCへ]を選択します。
2台のPCとも同じネットワークに接続しておいてから、移行元PCと移行先PCに EaseUS Todo PCTrans をダウンロードして([PCTransをダウンロード]からダウンロード)、各PCにインストールします。インストールが完了したら、[続ける]をクリックします。
EaseUS Todo PCTrans が自動的に同じネットワークに接続されているPCを検出してくれます。移行元と移行先のPCをクリックして接続します。移行元または移行先のPCが表示されないときは、[PCを追加]をクリックすると、手動でIPアドレスを入力することで追加が可能です。手動でPCを追加するときに、追加するPCのパスワードが要求される場合があります。
移行元と移行先の2台のPCがネットワーク上で接続することができたら、転送方向を選択します。[このPCから他のPCへ転送する]または[他のPCからこのPCへ転送する]を選択して[OK]ボタンをクリックします。
既存の古いPCから買い替えた新しいPCに移行するデータ(アプリ、ファイル、アカウント)を選択していきます。各項目の[編集]ボタンをクリックすることで、移行するデータと移行しないデータを細かく自由に取捨選択することができます。全データを移行するときは、ファイル、アプリ、アカウントすべてにチェックを入れます。
移行するデータを全て決定した後、「転送」ボタンをクリックすると、移行が開始されます。すべて転送が完了したら終了です。
PCデータ移行ソフト EaseUS Todo PCTrans 公式サイトはこちら
EaseUS Todo PCTrans Pro の動作環境は?
EaseUS Todo PCTrans Pro は、Windows PCを移行するときに使用するPCデータ移行ソフトになります。AppleのMacには対応していません。動作するWindows OSは次のとおりです。(記事更新時)
Windows Vista (32&64 bit)
Windows 7 (32&64 bit)
Windows 8/8.1 (32&64 bit)
Windows 10 (32&64 bit)
注意点として、移行元のPCのOSと比較して、移行先のPCのOSは同等または新しいバージョンのOSを搭載していなければなりません。つまり、古いOSから新しいOSへの移行と同じOSの移行のみサポートしています。
まとめ
EaseUS Todo PCTrans Pro のデータ移行は、視覚的にも簡単に操作できるので、簡単に移行できる方法です。費用もお手軽価格で、1つ1つデータを移行するのが面倒な人やPCの詳しい知識がない人には、重宝するツールではないでしょうか。データ移行サービスなんかを利用すると、1万円以上は必要になりますので、出費をおさえたい人には、ぜひ利用していただきたいPCデータ移行ソフトです。PCを買い替えたり、変更したりしたときに、データを移行することにつまずくことがあれば、検討してみてはいかがでしょうか?
動作環境や価格についての最新情報は公式サイトをご確認ください。
PCデータ移行ソフト EaseUS Todo PCTrans 公式サイトはこちら