コカコーラのジョージア クラフトマンはお店に陳列されている定番の商品の1つです。これって、ふと思ったのですが、サントリーのクラフトボスのパクリなのではないか?と感じてしまいました。同様に思った人も多いのではないでしょうか?両方とも名前に『クラフト』が付いていて、ネーミングまでかなり酷似しています。
目次
ペットボトルコーヒーの先駆け『クラフトボス』
今では、当たり前となっている小型ペットボトル入りのコーヒー。しかし、昔は缶コーヒーが主体で、大きめでもボトル缶でした。そこに彗星の如く登場したのが、クラフトボスです。飲みやすいすっきりした味わいが特徴で、多くのファンを獲得しました。
発売当初は売れすぎて生産が追いつかず、入荷せず欠品状態が続く事態となり、大ヒット商品となりました。容量も500mlとたっぷりありながら、価格もそこまで高くなく、味もおいしく、低価格で本格的なコーヒーを味わえることがうけました。
クラフトボスをまねたクラフトマン
サントリーのクラフトボスの好調ぶりを見て、ライバル会社のコカコーラは対抗品として、クラフトマンを投入してきました。名前も『クラフト』という単語を入れて、パッケージも寄せていて、完全に似せています。クラフトボスのシェアを奪いにきているのは、明らかでしょう。消費者にとって企業同士が競争するのは、選択肢が増えてメリットがあるので、買う側としては歓迎できます^^
原材料を比較してみた!
『クラフトボス ラテ』と『クラフトマン ラテ』を例にとって、原材料を比較してみましょう。
クラフトボス ラテ | クラフトマン ラテ |
---|---|
牛乳 | 牛乳 |
砂糖 | 砂糖 |
コーヒー | コーヒー |
乳製品 | 食塩 |
デキストリン | 安定剤(カラギナン) |
香料 | 香料 |
乳化剤 | 乳化剤 |
カゼインNa | カゼインNa |
大部分の原材料は一致していますが、クラフトボスは乳製品とデキストリンを使っていますが、クラフトマンは食塩と安定剤(カラギナン)を使っていて、微妙に違いがありました。完全一致ではなく、完全なパクリというわけではなさそうです。
実際に飲み比べてみました^^
クラフトボス ラテとクラフトマン ラテを実際に飲み比べてみました!実際に両方を飲んでみると、最初の一口目の飲み口の味ははっきり言って同じです。しかし、後からくる後味がかなり違います。クラフトボスのほうは、コーヒーを焙煎したようなコクのある深い味わい、言い換えると雑味のある複雑な味です。
一方で、クラフトマンのほうは、すっきりした味わいで、すーっとなめらかな雑味のない水っぽい味がします。この後味の違いはコーヒーの製法の違いによる差だと考えられます。
クラフトボスのほうは、やさしいコクをだすために、200を超える工程を経ており、手の込んでいるぶん、焙煎の深みがある複雑な後味に仕上がっています。一方で、クラフトマンのほうは、すっきりしたコクをだすために、焙煎抽出した水出しコーヒーを使用していて、雑味がないすっきりした後味に仕上がっています。
ラテの場合、甘みについてはあまり差は感じられませんでした。そのほかの差としては、濃さが違うと感じました。わずかな差ではありますが、クラフトボスのほうが濃く、クラフトマンのほうが薄いと感じました。しかし、何度も飲み比べていると、とても似た味であることは間違いないと感じました。
まとめ
クラフトマンは、クラフトボスのパクリではないか?という疑問に関しては、コカコーラが対抗品として投入していることから、限りなく似せていると言えます。ただし、完全に同じにしているわけではなく、製法を変えていることで、クラフトマンのオリジナリティをしっかり保っています。
なので、製法の違いによる味に差があるぶん、クラフトボス派とクラフトマン派に分かれるところです。私、個人としては、実は後発品のクラフトマンのほうが好きです。あなたはどちらが好きですか?飲み比べてみては?
コメント