満員電車や混雑した電車では、たとえ冷房が効いていても人が密集しているので、夏の猛暑の季節では暑くて汗が止まらないこともよくあります。そのため、電車に乗るときにしっかりと暑さ対策をして、暑苦しさを緩和させたいものですね。
暑さ対策をすることで、満員電車の暑苦しさや電車に乗ったときの汗が止まらない状態を緩和し、電車での移動を少しでも涼やかにすることができます。
この記事では、電車に乗るときにできる暑さ対策について、方法を解説したりアイテムを紹介していきます。
目次
電車の暑さ対策 方法編
弱冷房車を避ける
電車の車両には、弱冷房車という車両があるのはご存知でしょう。名前のとおり冷房を弱めに設定してある車両になります。普通の冷房では、寒すぎるという人のためにある車両です。そのため、逆に暑くてしっかり冷房に当たりたいという人には、不向きなわけです。
しっかり冷房の効いた車両を選ぶことで、満員電車や混雑した車両で暑さを緩和することができます。そのため、弱冷房車を避けることも1つの電車での暑さ対策になります。
車両のドア付近を避ける
電車のドア付近は、駅に到着するたびにドアが開き外気が入ってくるため、冷気が外に逃げてしまい気温が上がりがちです。また、満員電車の場合、ドア付近だと駅で人が下りるたびに出入りしなければならないケースも少なくありません。
ドア付近を避けることで、より冷房の効果を得ることができます。特におすすめなのが、車両の連結付近の近くで、人の密度が低めになりやすいです。
冷房の吹き出し口付近に陣取る
電車の冷房の吹き出し口から直接風が当たる場所に陣取ることで、直接、涼をとることができます。電車の冷房は天井から風が流れてきますので、風が当たる位置を確認して陣取るのも1つの方法です。車両によって吹き出し口が多少変わるので確認してみてください。
あえて各駅停車に乗る
時間に余裕があってそこまで急いでいないのであれば、混み具合が緩和されている各駅停車に乗るのも1つの方法です。快速や特急に比べると、混み具合が緩和されるので、暑苦しさもそのぶん緩和されます。急いでいるときは使えませんが、時間的に余裕があるときに使えます。
地下鉄を使う
都市部で地下鉄があるのであれば、地下鉄を優先的に使うのも1つの方法です。やはり強い日差しが差し込まないというのは、暑さをはかる上では重要な要素の1つといえます。地下でも階段やホームではモアっとした熱風はありますが、地上の炎天下よりは幾分暑さは抑えられます。ただ、電車の中でいえば、冷房が効いているので日差しが差し込まないというのは大きいです。
服装を冷感素材にする
最近では、冷感接触の涼しくなる素材を使った服やインナーがいろいろなメーカーから発売されています。服装を涼しくすることで、電車のみならず、日常の外出においても、冷感素材を着ていないときよりも涼しく過ごすことができます。
電車の暑さ対策 アイテム編
携帯扇風機
手で持って使うことができるハンディ扇風機です。さすがに満員電車だと使えませんが、少しスペースがあれば小型なので送風することができます。冷房で冷やされた風を送ることができれば、ある程度涼をとることができ暑さ対策になります。
携帯扇風機の中には、モバイルバッテリーとして使えたり、首にかけられたりと多機能なものもあり、静音設計で周囲にも迷惑をかけないものなどがあります。
クールハンカチ
電車に乗ったときに暑さで汗が止まらないときは、ハンカチで汗をぬぐう必要があります。そんなとき、少しでも早く汗をひかせることができるクールハンカチ(冷感ハンカチ)を使うとよいです。接触冷感でひんやりした肌ざわりで気持ちよく汗をぬぐうことができます。
水にぬらして振るっともっと冷たくひんやり感が続く冷感タオルタイプのものもあります。
ひんやりジェル
肌にぬるだけで気持ちのいい冷涼感が続きます。サラッとしてべたつきにくいのが特長です。スプレーだと周囲を気にしながら使用しなければなりませんが、ジェルでぬるタイプなら周囲を気にせず使うことができます。電車に乗る前にぬっておくと汗も引いて便利です。
シャツミスト 100ml
シャツなどの衣類にシュッとスプレーするだけで、冷涼感を得ることができます。汗のにおいも消臭・除菌してくれるので、汗がひかないときにも活躍してくれます。汗の出やすい襟元や脇などにスプレーしておくと効果的です。
ただし、持続性が1時間程度とあまり長くないので、電車に乗る前にスプレーしておくとよいでしょう。コンパクトサイズなので携帯にも便利です。
まとめ
ここまで、電車における暑さ対策について解説しましたが、いかがだったでしょうか?暑さ対策を方法とアイテムにわけてまとめてみました。暑さ対策の方法は、今すぐにでも実践できる内容ばかりだと思いますので、試してみてください。紹介したアイテム類も高額ではないので、すぐに準備できるものばかりです。
ここで挙げた方法やアイテムをうまく活用しながら、満員電車や混雑した電車の暑さを上手にしのいでいただけたらと思います。夏場は言うまでもありませんが、春や秋でも電車が混雑すると暑苦しさはあるものです。これらの方法やアイテムで使えそうなものを取捨選択しながら、上手に暑さ対策をしてみてください。