北海道のお土産に最適なお菓子としてロングセラーとなった人気のじゃがポックル。じゃがポックルに似てるお菓子としてじゃがビー(うすしお味)があります。
じゃがポックルとじゃがビーを比較すると、両方とも皮付きのじゃがいもを使用していて、スティック状なのでどこまでも似たお菓子といえます。
この記事では、じゃがポックルとじゃがビーをさまざまな視点から比較していきます。
目次
じゃがポックルとじゃがビーどっちが先に登場したのか?
じゃがポックルとじゃがビーは似た商品なので、どちらかがまねをしたのでは?と考える人も少なくないでしょう。本当にまねをしたかは不明ですが、じゃがポックルとじゃがビーがいつ登場したかを確認していきましょう。
じゃがポックル 2003年6月発売
じゃがビー 2006年4月発売
つまり、じゃがポックルのほうがじゃがビーよりも先に発売されていることがわかります。同じカルビー製品ではありますが、じゃがビーがじゃがポックルのまねをしたのかは、謎に包まれています。
じゃがポックルとじゃがビーの見た目を比較
じゃがポックルとじゃがビーは最初に述べたとおり、皮付きのスティック状のじゃがいもを使用していて、とても似ています。しかし、見た目で違うのは色が違う点で、じゃがポックルのほうが色が白っぽいのに対して、じゃがビーのほうがよりきつね色でしっかり揚がった色になっています。
色から考えられることは、使っている油が違うのではないかということと、揚げている時間が違うのではないかということです。
あと、じゃがいも自体の素材にも違いがあります。じゃがポックルは北海道産のじゃがいもや北海道の塩や昆布を使い北海道産にこだわっているのに対して、じゃがビーのほうは100品種を超えるじゃがいもで試作を繰り返し最適なじゃがいもを選んでいるこだわりようで、両者ともに素材へのこだわりは引けをとりません。
実際に食べ比べてみた!
じゃがポックルとじゃがビーを実際に食べ比べてみました。両方を交互に食べてみましたが、味はほぼ一緒で両方とも甲乙つけがたいおいしさです。微妙な違いは、じゃがポックルのほうがややさっぱりしていて、じゃがビーのほうが少しだけ塩っけが強めに感じました。
あとはたくさん食べたときに、じゃがポックルはパクパク食べられますが、じゃがビーは、やや油っこくてたくさん食べると胸やけを少し起こしました。これには個人差もあるとは思いますが、使っている油や揚げ方に少し差があるのかもしれません。
しかし、どちらもこだわりぬいたおいしいポテトスティックで似てるお菓子であることは間違いありませんでした。
原材料と成分量を比較してみた
次にじゃがポックルとじゃがビーの原材料を比較してみましょう。
じゃがポックル | じゃがビー |
---|---|
じゃがいも(北海道産) | じゃがいも(米国産) |
植物油 | 植物油 |
デキストリン | コーンスターチ |
食塩 | 食塩 |
こんぶエキスパウダー | こんぶエキスパウダー |
でん粉 | - |
酵母エキスパウダー | 酵母エキスパウダー |
調味料(アミノ酸等) | 調味料(アミノ酸等) |
酸化防止剤(V.C) | 酸化防止剤(V.C) |
原材料を比較するとじゃがポックルではデキストリンとでん粉を使っている一方で、じゃがビーはコーンスターチを使用しています。デキストリンとコーンスターチは厳密に言うと違ういますが、でん粉というくくりでは同じ原材料に分類することもできます。
そのほかの原材料は同じであることから味が似ているのも納得ですが、味に少し違いがあるのは製法によるところもありますが、同じ原材料でも全く同じ油や調味料を使っているわけではないでしょうから、それあたりが違いとなってあらわれていると考えられます。
さらに栄養成分の量を比較すると
栄養成分 (1袋当たり) | じゃがポックル (18g当たり) | じゃがビー (16g当たり) |
---|---|---|
エネルギー | 106kcal | 93kcal |
たんぱく質 | 0.8g | 0.9g |
脂質 | 7.2g | 6.4g |
炭水化物 | 9.4g | 8.0g |
食塩相当量 | 0.1g | 0.1g |
1袋当たりの量の違いから各栄養成分の量を比較すると、ほぼ同じくらいだとわかります。栄養成分もじゃがポックルとじゃがビーで似ていると言えることができるでしょう。
ちなみにアレルゲンも特定原材料及びそれに準ずるものは両者ともに該当なしとなっています。
価格を比較
じゃがポックルとじゃがビーの価格ですが、
じゃがポックル10袋入りが公式サイトでは税込1,050円
じゃがビー5袋入りの希望小売価格が税込248円
単純に1箱のじゃがポックルがじゃがビーの1箱の約2倍の量と考えると、圧倒的にじゃがビーのほうが安く、コスパに優れていることがわかります。
また、販売されている地域が、じゃがポックルは北海道限定であるのに対して、じゃがビーは全国の小売店売っているという違いもあります。
まとめ
じゃがポックルとじゃがビーをさまざまな観点から比較してきました。比較した結果、味や原材料・成分は両者はとても似た存在であることがわかりました。見た目は少し色合いが違っていたり、さっぱり感や油っこさに若干差がありました。
価格については、じゃがポックルが地域限定の高級品でお土産や贈答用に適しているのに対して、じゃがビーは低価格でいつでも手の届くコスパのよいお菓子という違いがありました。なので、両者は時と場合によって、選ぶとよいと思われます。