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モンスターエナジーを一日何本まで飲んでもいいのか?

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モンスターエナジー 一日

人気のエナジードリンク『モンスターエナジー』は、パワーを出したいときや眠気をふきとばしたいときに飲みたい飲み物ですが、一日に何本ももしくは1回に何本も飲んでもいいものなのでしょうか?

たくさん飲み過ぎることによって、体に悪い影響が出ないか?気になりますし心配にもなります。一日何本までなら許容範囲なのでしょうか?

この記事では、モンスターエナジーを一日(1回)に何本までなら飲んでも大丈夫なのか?について2つの視点から導きだしていきます。

その視点とは

  • カフェイン量から見た視点
  • 糖分量から見た視点

になります。

最後にモンスターエナジーを一日(1回)に何本飲んでもいいのか?について総合的な結論をまとめます。

モンスターエナジーを一日何本まで飲んでもいいのか?の答えは、カフェイン量から見た場合は1日2本まで、糖分量から見た場合は1日1本までです。

日頃からさまざまな商品を取り扱っているスーパー店員である私、コチコチがその理由について詳しく解説していきます。

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カフェイン量から導きだした一日何本まで

まずは、ちょっと大げさな話にはなりますが、カフェインを摂りすぎて死んでしまう致死量から確認していきましょう。カフェインの致死量は個人差があるので5グラム~10グラムになります。

なので、最小値の5グラムをカフェインの致死量とします。

モンスターエナジーの355mlのカフェインは100mlあたり40ミリグラムになります。

モンスターエナジー 何本まで

1本あたりに換算するとカフェインの量は142ミリグラムになります。致死量5グラムのカフェインを摂取するためには、モンスターエナジーが35本必要になることがわかります。

35本飲むとなるとモンスターエナジーを12.425リットル飲まなければならず、物理的にその量を飲み切るのは普通の人なら不可能です。

ただ、致死量に至らないとしても、カフェインを摂りすぎると吐き気やめまいなどさまざまな体に悪い影響があらわれます。

複数の国際機関では、成人の大人の一日当たりの健康に悪影響のないカフェインの最大摂取量を400ミリグラムと定めています。

モンスターエナジー355mlに換算すると約2.8本で達する計算になります。このことから、一日に2本までなら許容できるということが言えます。

子供はさらに許容できるカフェイン量が低い

今までの説明はあくまでも大人の場合であり、子供の場合はカフェインの一日当たりの健康に悪影響のない最大摂取量はさらに低くなります。

例えば、カナダの保健省が提示しているカフェインの一日当たりの健康に悪影響のない最大摂取量の数値では

4歳~6歳:45ミリグラム
7歳~9歳:62.5ミリグラム
10歳~12歳:85ミリグラム

となっていて、モンスターエナジー1本(355ml)のカフェイン量142ミリグラムは、その数値をはるかに超えていることがわかります。

ちなみに、カフェインの一日当たりの健康に悪影響のない最大摂取量は体重に比例して許容量が上がっていきます。その数値は2.5mg~3mg/kgとなります。

このことから、子供にはモンスターエナジーは飲ませないほうがよいことがわかります。詳しくはこの記事で解説しています。

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妊婦の人も許容できるカフェイン量は下がる

また、妊婦の方は健康な成人の大人より、カフェインの一日当たりの健康に悪影響のない最大摂取量は、低い数値となります。

その数値は200ミリグラム~300ミリグラムになります。

モンスターエナジー1本(355ml)のカフェイン量142ミリグラムなので1本までは飲むことができる計算になります。

しかし、モンスターエナジーの缶には次のような注意書きがあります。

モンスターエナジー 1日1本

お子様、妊娠中または授乳中の方、カフェインに敏感な方にはおすすめしません。

この注意書きはどの種類のモンスターエナジーにも書かれています。つまり、妊娠中の人や授乳中の人はモンスターエナジーを飲むな!と明記されているわけです。

このことからも、妊婦の方や授乳中の方は、モンスターエナジーを飲むのはやめたほうがいいと結論づけられます。

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糖分量から導きだした一日何本まで

世界保健機関WHOでは1日の砂糖摂取量の目安を1日に摂取する総エネルギー量の5%未満に抑えるべきというガイドラインを示しています。

これを具体的な量に換算すると、約25グラムの糖分量に相当し、スティックシュガー(1本あたり3グラム)だと約8本分になります。

日本の厚生労働省の1日の砂糖摂取量の指針が、40グラムから50グラムとなっていていWHOの基準よりは多く設定されています。

モンスターエナジー各種の砂糖の量(糖分量)はこちらになります。

炭水化物
(100mlあたり)
砂糖の量
(1本あたり)
スティックシュガー
換算
モンスターエナジー13グラム46.15グラム約15本
パイプラインパンチ10グラム35.5グラム約12本
カオス9グラム31.95グラム約11本
スーパーコーラ11グラム39.05グラム約13本
ロッシ(ザドクター)11グラム39.05グラム約13本
マンゴーロコ12グラム42.6グラム約14本
ウォーターメロン7グラム24.85グラム約8本
M311グラム16グラム約5本
ゼロシュガー1グラム0グラム0本
ウルトラ0.7グラム0グラム0本
ウルトラパラダイス0.9グラム0グラム0本

炭水化物の量から換算しており食物繊維は微量であるため無視した数値となっています。正確な数値はこの表の値より少しだけ低い数値となります。

モンスターエナジーのほとんどの種類でWHOの基準を上回る糖分量を含んでいることがわかります。種類によっては厚生労働省の基準に達する種類もあります。

これはあくまでもモンスターエナジー単体の数値なので、実際には食事やほかの飲み物からの摂取もあるので、1日の糖分の摂取量の数値はもっと高くなります。

つまり、糖分量から考えると一日に1本ですら飲み過ぎであることが数値から読み取れます。

であれば、糖分ゼロのゼロシュガーの3種(ゼロシュガー・ウルトラ・ウルトラパラダイス)であれば糖分がないので問題ないのでは?と思いますよね。

モンスターエナジー ゼロシュガー

確かに糖分はないので、糖分の摂りすぎにはなりません。ただし、糖分の代わりに甘味を出すために使われている人工甘味料が含まれています。

人工甘味料は確かに糖分ではありませんが、甘いのに糖分がないので血糖値を抑える成分であるインスリンが分泌されません。しかし、甘いのにインスリンが分泌されないので脳が誤作動を起こすと言われています。

甘いのにインスリンを分泌しなくなるので、本当の糖分を摂取しても脳の反応が鈍くなり、逆に糖分をさらに欲してしまうという弊害が起こる可能性があるのです。

そのため、糖分がないからたくさん摂取しても大丈夫というわけではなく、人工甘味料もたくさん摂ると体に悪い影響もあるということは覚えておいたほうがいいでしょう。

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結論

モンスターエナジー 1日何本

ここまで、モンスターエナジーを一日何本まで飲んでもいいのか?について考察してきました。

カフェイン量から考えた場合は1日2本まで
糖分量から考えた場合は1日1本まで

という結論に至りました。

ここまでの経緯を踏まえて、総合的に判断するとモンスターエナジーを一日何本まで飲んでもいいのか?の回答は

1日1本まで、ただし毎日飲むべきではない

と健康面を考えると結論づけられます。

そのほか、副作用のある成分としてアルギニンやカルニチンも含まれています。過剰摂取すると下痢や腹痛の原因になると言われています。

ただし、モンスターエナジーに含まれている量は少ないので、相当数の本数を飲まないと過剰摂取にはなりません。そのため、そこまで心配する必要はないでしょう。

理想的な飲み方としては、基本的にはジュース飲料としておいしく飲むことを目的としつつ、ここぞ!というときに眠気をとばしてがんばるために飲むべきです。

習慣として毎日飲むのではなく、ピンポイントで水分補給も兼ねて、飲むのがおすすめです。

疲れをとるためやパワーを出したいのであれば、むしろ栄養ドリンクを飲んだほうが効くと考えられますし、あくまでもエナジードリンクはジュースであって薬ではないので、おいしく水分補給するための飲み物です。

確かにビタミンや高麗人参などの栄養成分も入っていますので、全く効果がないわけではありませんが、あくまでも補助的なものとして過信はしないほうがいいでしょう。

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